Swiftで遊ぼう! on Hatena

あしたさぬきblogでやってた初心者オヤジのiOSプログラミング奮闘記がHatenaに来ました

Swiftで遊ぼう! - 1021 - 番外編 LIFEBOOK U2/E3 レビュー

全くSwiftプログラミングと関係ない話題が続きます。

久しぶりに、というかプライベートでWndowsマシーンのノートブックを購入したのは、前回話題にしたUnbutuをインストールした10年前のソニーVaio以来になる。メモリーカードスロットなんて今の人は聞いたこともないレガシーなインターフェイスを備えた古いマシーンではあるが、カーボンの天板を備えたデザイン的に美しいマシーンで、Ubuntuをインストールすることでキビキビ動くようになり実用的に使えると思ったけれど、日本語入力をメインに考えるとMozcではやはり力不足で、テキスト入力マシーンとして使えないという結論になってしまった(Linuxの勉強にはなるけど)。

結局、Windows10マシーンでテキスト入力専用のノートが欲しくなり、検討して購入したのが純国産マシーンの富士通のLIFEBOOKだ。最軽量モデルではなく、長時間バッテリーが選べる軽量マシーンのWU2/E3を選択した。最軽量に比べて数百グラム重くなるけど、自分でつけた簡易スタンドを込めて864gで、かるく1kgを切っている。よく持ち歩いている外付けキーボードをつけたiPad Proは1kgをオーバーしているので、手に持った軽さは圧倒的。

なによりも素晴らしいのが、日本語入力環境であるATOKがスムーズに使えるところだ。iPad Proで外付けキーボードを利用すると、サードパーティーのIMが利用できない。LIFEBOOKの軽量モデルは長時間バッテリーが選ぶことができ、日本語入力するだけなら、軽く10時間以上持ちそうな表示もでる(実際まだ確かめてはいない)から、iPad Proを利用する環境よりも優れた日本語の入力環境を持てたということだ。

日本語入力という点で問題点を挙げてみると、Macの環境で英語キーボードをメインに使っていたので、英語キーボードの選択ができなかったところだろう。でも、富士通の直販サイトで、日本語刻印無しのキーボードを選ぶことができたので、見た目はスッキリさせることができた。考えようによっては、日本語を入力するという点で、やはりキーの数が多い方が便利であろう。Macの環境で日本語と英語の入力切りかえを「Karabiner-Elements」を使って、右コマンドで日本語入力、左コマンドで英語入力に置き換えているが、ATOKの設定だけで、スペースバーの右横の「変換」キーで日本語入力、左にある「無変換」キーで英語に切りかえることができ、Macで入力していた感覚と同じ入力環境を構築できている。また、Control KeyとCaps Lockキーの置き換えも簡単にでき、Caps Lockキーにインジケーターが無いため、置き換えてキートップにシールを貼ると、不自然さは全く無いのも気に入っている。

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英語キーボードに慣れていると、特殊キーの入力に手間取るのはしかたないかもしれない。頻繁に入力する「@」「'」「_」「"」なんてキーは、まだブラインドタッチで入力できないが、なんとか許容範囲と思い込もうとしている。

何よりも、Macの環境で使い慣れているATOKを、Windowsに最適化されている環境で使用できているので完璧な日本語入力環境と言えるかもしれない。実は「Control key」2回クリックのATOKイミクルも便利に利用している。Macで頻用している右クリックで辞書検索の環境もWindowsで同様にできるし、日本語文章を書いていくのにWindows環境で全く問題ないという印象でした。というか、Macで日本語を入力する環境を整えるよりWindowsで日本語を扱った方が圧倒的に便利なんだと、改めて感じたところである。

もう一つ、Windowsで日本語を入力する上で、重要なのがフォントだ。MacOSで利用されている「ヒラギノ角ゴシック」は美しく、見やすいフォントでお気に入りになっている。それに比べてWinodwsの初期の頃に使われていた「MSゴシック」は好きになれなかった。しかし、「MeiryoUI」が採用され、Windowsのフォントもかなり改善され美しくなったという印象が持てたので、Windowsマシーンを利用するのもやぶさかじゃなくなった訳だ(この文章もメイリオフォントで書いています)。作業をするのに見た目って結構大事なんだと感じている。自分が心地よいと感じないと作業は進まないものである。

こうやって、文章だけ入力をしていると、マシーン本体は全く熱くならないし、冷却用のファンも回らないので、非常に静かに作業ができる。電源モードに「最大のバッテリー残量」を選択していても、入力作業でもたつくところは無い。11世代のCorei7の力なのかもしれない。入力に全く引っかかりが無いのは、2018年モデルのMacBookPro15inchと全く同じである。

ここまで褒めてばかりいたけど、どうしてもマックユーザーの私が気に入らないところがある。テキスト入力マシーンとして考えると、LIFEBOOKはかなり使える。軽くて長時間使え、そしてキーボードも入力し易い。でも、どうしてもApple製品に劣るところが筐体のデザインだろう。

まず、トラックパッドが狭い。物理ボタンを配置したため更に狭く感じる。物的ボタンが嫌いなわけではないが、小さな筐体で最大限のキーパッドを確保するために感圧タッチトラックパッドを採用して欲しかった

そして何よりも醜いのが、背面のデザインだ。冷却用の吸気のためのスリット孔の配置が醜い。本当に醜い。アップル製品ではあり得ないデザインを富士通のデザインチームは許している。これを許すかどうか、こういう小さな所で製品の売れ行きが左右されるのかもしれない。昔から国産マシーンにみられる醜さが、今でも変わらずあり続けていることを購入して知った(現物見ないでネットで購入したんで)。Apple Silicon M1 Macbook Aiiが発売される前だったので軽さとバッテリーの持ちで選んだけど、道具として使い続けたいというモチベーションはかなり低下する。購入が失敗だったと思うぐらいだ。M1 Macbook Airも購入してしまうかもしれないが、テキスト入力マシーンとしてどこまで使えるか、しばらく検証しいきたいとは思っている。